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私たちの見解

 参院選の定数一人区すべてで野党候補一本化

 みなさんこんにちは。
 6月1日に国会が閉会し、いよいよ参議院選挙が迫ってきましたが(6月22日公示、710日投票)、安倍内閣のあまりの暴走に対して野党候補の一本化がはかられ、ついに、参議院選挙の全国32の定数1の選挙区すべてで統一候補を立ててたたかうことになりました。野党が全国的規模で選挙協力を行って国政選挙にのぞむのは、日本の戦後政治史で初めてのことです。

 ここに至ったのは、昨年、「安保法制(戦争法)」が強行成立されたあと、立憲主義が壊され民主主義が危機にさらされる非常事態であるとして、日本共産党が「国民連合政府」提案を行い、今年に入って2月19日に野党5党(民主党、日本共産党、維新の党、社民党、生活の党)が党首会談を開き、安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目的として、安倍政権の打倒をめざし協議を重ねてきたからです。

わが党もほとんどの選挙区で候補者を取り下げました。そしてそれを後押ししたのは、強行成立以降、多くの国民・市民の間で広がる怒りの中で起こった「野党は共闘」の声です。

 これで、今度の選挙は「自民・公明とその補完勢力」対「野党4党プラス市民」という対決構図が明らかになってきました。「政治は変えられる」、「共産党を見直した」との声も広がっています。

 このホームページで、「国民連合政府」の記事掲載時(昨年9月)にも問いかけましたが、色々な意見・考えがあるとはいえ、立憲主義を破壊し、日本を戦争する国にするということには、疑問や不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

 それを阻止するためには、今度の選挙で、一人区での野党統一候補の勝利、複数区での共産党候補の勝利、そしてなによりも比例区でブレない日本共産党の得票を大きく伸ばしていただくことがその保障となります。 

 それぞれの選挙区と比例区で、シオノギで働いていらっしゃるみなさんの賢明なる判断をどうぞよろしくお願いいたします。

 なお、野党4党(民進党、日本共産党、社民党、生活の党)は6月1日会談を開き、次の内容を選挙に向けた「共通政策」にすることで一致しました。

@  安保法制=戦争法廃止・立憲主義の回復

A  アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困の拡大の是正

B  TPPや沖縄問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治に反対

C  安倍政権のもとでの憲法改悪に反対

D  さらに、介護、保育、雇用、被災者支援、男女平等、LGBT(性的マイノリティー)差別解消をはじめ、4野党が共同提案した15本の議員立法の内容を「共通政策」とする。

 また、参院選の複数区に関しては、4野党がそれぞれ切磋琢磨、競い合って、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込むために力を尽くすことを確認しました。

  

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